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GUN講座【リボルバー編】 [ホビー日記]

休日出勤が無い日に限って雨になる週末…。


こんな時はGUN講座?


と言うわけで、今回はハンドガンの【リボルバー編】です。
ピースメーカー01.jpg

リボルバーと言えば、西部劇の雄『コルト・シングルアクション』通称『ピースメーカー
直訳すると“平和を作る者”…、西部開拓時代の乱暴な世界に平和をもたらそうという願いが込められたのかもしれませんが、この銃が更に乱暴で破壊的な時代にしていたのかもしれません。


僕は子供の頃、親父と一緒に日曜洋画劇場で放送された西部劇映画を観るのが大好きでした。
だから、僕のヒーローは今でもクリント・イーストウッド!!
マックィーンは若干時代がズレててあまり興味を持たなかったのですが、イーストウッドとブロンソンの時代が僕のど真ん中になります。

で、西部劇の時代って、まだ現代のようなダブルアクション・リボルバーは存在して無いので、シングルアクション・リボルバーとレバーアクションのライフルって言うのがメインでしたね。

ちなみに“シングルアクション”って言うのは【オートマティック編】でも少し触れましたが、ハンマーが起きた状態でないとトリガーを引いても何も反応しないか、トリガーを引く事も出来ない仕組みの物を言います。
よくホルスターから抜きながら左手でハンマーを起こして撃ってる場面を見ませんか?
え?速すぎて見えない?
そうですね、あの時代如何に早くホルスターから銃を引き抜いてハンマーを起こし発射するか?と言うのが生死を分けますから、コンマ何秒の世界なんです。
僕のヒーロー“イーストウッド”はこの早撃ちの世界大会で優勝したほどの早撃ちで有名でして、映画の中でも右手が動いたと思ったら発砲され相手が倒れるという場面を見られるでしょう。
スロー再生したって全く見えません[わーい(嬉しい顔)]

ピースメーカー02.jpg

このシングルアクション・リボルバーの特徴の一つとしては、シリンダーがスイングしないので、弾を込めるのに銃の右側の蓋を開いて一発ずつちまちま込める事になります。
で、シリンダーを回転させるためにはハンマーをハーフコック位置に保持してシリンダーをフリーの状態にするか、ハンマーを起こしてトリガーを引きながらハンマーをゆっくり閉じる動作を繰り返しながら回転させると言う方法をとらないといけません。

そこで問題となるのが最期の一発で、6発目(リボルバーのほとんどは6発装填になります)を入れるか入れないか?
ハンマーを起こした状態で持ち歩くのは暴発の危険があるので普通は避けます。
しかし、6発目を入れてしまうとハンマーを閉じるのに非常に神経を使う(うかつにハンマーを閉じると暴発する危険があるから)ので、けっこう6発目は装填しないという人が多かったと言う話を聞いたことがあります。

次に発射後の空薬莢の処理はどうしたかって言うと、また右側の蓋を開け、バレル(銃身)に平行に設置されたレバーを引いて一個ずつ外に追い出すという面倒な作業をしなければなりません。
だから、戦闘中に弾を装填しなおすなんて事してたらやられてしまうので、西部劇の時代は6発以内で決着をつけないとならないわけですね。
まぁ、劇中ではなるべく相手は6人以内に納めてくれてるので、何とかなってますが[爆弾]


僕の好きなシングルアクションは『スタームルガー』の『スーパー・ブラックホーク』です。
ブラックホーク.jpg

ピースメーカーもブラックホークも口径はいろいろある(大体.38~.45口径)ようですが、ブラックホールはマグナム弾を使用する大砲です。
銀河鉄道999で星野鉄郎が手にする『コスモドラグーン』はこれをベースにデザインされたのだと思います。

この銃は、よく東京マルイのプラモデルのモデルガンを作りましたが、バレルの接着が甘いとすぐに割れてしまうので何度も同じ物を買いました。

ただ、この銃は西部劇の時代の物ではなく日本で言う所の“昭和”時代の銃なんです。
まぁ、ハンティング用とか競技用の銃ですね。



※「revolver」=回転式連発ピストルと辞書には載っています。語源は「revolve」=①回転する②周期的に起こる、巡る


 

さて、リボルバーの本命と言えば『44マグナム』でしょう[ハートたち(複数ハート)]

クリント・イーストウッドの『ダーティ・ハリー』で有名ですね。
M29-01.jpg

44マグナムは6.5inchのバレル長が一番綺麗だと思います。

こちらは現代の銃ですからダブルアクションです。
つまり、ハンマーが起きてなくてもトリガーを引くだけで自動的にハンマーが起きてシリンダーが回転して弾丸を発射させられます。
ただ、ダブルアクションって、ハンマーを起こしてシリンダーを回すと言う動きをさせるためにトリガーストロークは長くなるし、トリガーを引く力も重くなるので正確な射撃には向きません。
どうしてもトリガーアクションで銃がブレてしまうので、狙い撃ちする時はハンマーを起こしておくのが良いでしょう。
ダーティー・ハリーもそうしてますよ。

一般的に『44マグナム』と呼ばれてますが、正確には『S&W M29』と言う名称です。
S&Wとはコルトとアメリカの銃社会を二分するメーカーで、Smith&Wesson…つまりスミスさんとウェッソンさんが創った会社です。
M29(モデル29)は44マグナム弾を使用することから『44マグナム』の通り名がつきました。
マグナム弾ってのは通常の弾丸よりも多い火薬を詰め込んだ強力な弾丸で、元々はライフル用に開発されたのですが、ハンティング用&競技用としてハンドガンにも使用されるようになりました。
44マグナム弾以外にも後ほど登場する357マグナム弾と言うのも有名ですね。

“次元大介”の使用する通称コンバット・マグナム『S&W M19』は357マグナム弾を使用。

さて、写真のM29はTANAKA製のペガサスエンジン搭載のガスリボルバーです。
M29-02.jpg
“ペガサスエンジン”とは、TANAKA独自のシリンダー内にガスタンクを設けたシステムで、ガス銃の中でも最強クラスの破壊力を持っています。
まさに44マグナムの名にふさわしい物ですが、現代の基準で言うと違法になるかもしれないレベルにあるという危うい物でもあります。
写真の①の穴からガスが出ます。
通常リボルバーの装弾数は6発ですが、この銃の特徴は②の奥の穴の中に8発程のBB弾が入るおかげで、約15発を発射可能と言うのが当時画期的な売りの部分でもありました。
ガス注入口はシリンダーの後ろ側③の位置にあるため、アダプターを介さないとガスの注入がしにくいのが面倒な点です。

実銃にはありませんが、トイガンに必須のセーフティはサムピース(シリンダーオープナー)が兼ねてます。
M29-03.jpg

サムピースを前方に押すとシリンダーが外れますが、手前に引くとセーフティがかかってトリガーが引けなくなるようになってます。

実銃では薬莢の雷管を叩くためのファイアリングピンがトイガンでは可動して引っ込むようになってます。
M29-04.jpg

これのおかげでハンマー形状がリアルになってて良いです。

ペガサスエンジンの構造上、本来排莢する為のイジェクション・ロッドは可動しません。
M29-05.jpg

実銃では薬莢は弾丸を発射すると爆発内圧で膨張してシリンダーに張り付いてしまうので、シリンダーを下向きにしても薬莢は落ちません。
なので、イジェクションロッドを押して強制的に吐き出すわけですね。

ここで、リボルバーの各部名称の紹介。
M29-06.jpg

①バレル(銃身)
②トリガー(引き金)
③ハンマー(撃鉄)
④シリンダー
⑤グリップ
⑥サムピース
⑦イジェクション・ロッド
⑧トリガーガード
⑨フロントサイト(照星)
⑩リアサイト(照門)


実はM29(44マグナム)だけでもたくさん持っていまして…

こちらはコクサイの金属製モデルガン
M29-コクサイ.jpg

金属製だと銃身に穴が開いて無いので非常にフロントヘビーになってます。
金属製のモデルガンは金色をしてるのですが、何かの本で中性洗剤で磨くと色が落ちで銀色になるとの情報から一生懸命色落としをしました。
でも完全には落ちきらず、白金っぽくなってます[ふらふら]
これ、高校生くらいの頃に買ったものなので四半世紀以上前の代物ですね~。

こちらはマルシン製のガスリボルバー
M29-マルシン01.jpg

マルシン製はグリップ内にガスタンクが内蔵されていて、金属製の薬莢にBB弾を詰めてリアルなアクションが出来るのが特徴。
これも20年くらい前のものかな?
なので、確かホップアップ機能は搭載されてないと思います。



さて、44マグナムとくれば357マグナム!?

357マグナムで有名なのは『コルト・パイソン(4inch)』ですね。
パイソン01.jpg

パイソンで有名なキャラクターと言えば『シティ・ハンター』の“冴羽 獠”でしょう。
そして、パイソンの銃身長はこの4inchが一番好きですね。

.44口径は大体11mmの大きさですが、.357は大体9mmの大きさになります。
『ダーティ・ハリー2』の白バイ軍団が357マグナムを使用していますね。

コルトとS&Wの決定的な違いはシリンダーの回転方向にあります。
S&Wでは(後ろから見て)反時計回りに回転しますが、コルトの銃は時計回りに回転します。
そして、S&Wではハンマーにファイアリングピンが付いていて、直接雷管を叩いていましたが、コルトはフレーム側にファイアリングピンを設けていているのが特徴です。

このパイソンは、東京マルイのガスリボルバーで、特徴としてはシリンダーの一つの穴にBB弾が4発ずつ装填できるため、計24発の発射が可能。
それまで装弾数で圧倒的に不利だったガスリボルバーがサバゲでも使用可能になるか?と期待されましたが、正直コイツのパワーは非常に弱く、一応18歳以上用とされながらも10歳以上用レベルの貧弱なものなのでとても使い物になりません。
部屋の中で遊ぶのに丁度良いくらいでしょうか。

トイガン特有のセーフティはハンマーの後に設けられてます。
パイソン02.jpg

見た目的にはちょっと残念ですが、使いやすさではマルです。

パイソンでは“ラッチ”と呼ばれる部分を手前に引くとシリンダーがスイングできます。
パイソン03.jpg

弾はシリンダーの前方から6つの穴にそれぞれ4発ずつを装填。

ガスはグリップ下の穴から注入
パイソン04.jpg

もうちょっとガス放出量が多くパワーが増すとおもしろいと思うのですが…。

パイソンの兄弟モデルとしては、『コルト・キングコブラ』なんてモデルもありますよ。
キングコブラ.jpg

バレルに刻印されたキングコブラの図柄が痺れますね。
これも東京マルイが製品化を予定してましたが、発売されなかったようです。
キングコブラはステンレス製というのが特長なのにブラックモデルで出そうとしてたので「そりゃぁないだろう」とは思ってましたが…。

ちなみにKSCがモデルガンを出してるようです。



リボルバーではもう一つ特徴的で大好きなモデルがこの『エンフィールド
エンフィールド.jpg

中折れ式でM29やパイソンのように排莢をするのにイジェクションロッドを押す必要も無く、銃をポキっと折ることによって排莢されます。
『天空の城ラピュタ』でムスカがそれをやってるシーンが描かれてたはずですよ。

この銃も欲しいな~。
ポチしちゃおうかな~[爆弾]



でもね、やっぱりリボルバーはエアガン(ガスガン)よりもモデルガンの方がイイと思いますね。
ピースメーカーのモデルガン買ってクイック・ドロウ(早撃ち)の練習でもしようかしら?



というわけで、次回は【サブマシンガン編】にしようかな?
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コメント 4

lucky13

昔 国際の44マグナム持ってましたが
確か 法的に違法で回収されていた気がしますが
その前にどこかになくなりました
by lucky13 (2011-11-19 16:36) 

BPノスタルジックカーショー

おはようございます。

やはり・・・・リボルバーですね。
アメリカでコルトのピースメーカー本物を撃たせてもらいましたが、手がちぎれるかと思いました。
by BPノスタルジックカーショー (2011-11-20 05:52) 

よっすぃ〜と

あぁ~、なんかそんなこともあったような気がします。
確か、僕のマグナムは問題なかったような気がしますが、アレって何がマズくて回収になったんでしたっけ?
 >lucky13さん

おそらく.45口径の物を撃ったんでしょうね。
大口径の銃はフォームをしっかりして撃たないと手首を傷めたり、肩が外れたりすると言いますからね(^^;
 >BPノスタルジックカーショーさん
by よっすぃ〜と (2011-11-20 09:19) 

株の初心者の講座

とても魅力的な記事でした!!
また遊びに来ます!!
ありがとうございます。。
by 株の初心者の講座 (2011-11-27 10:09) 

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