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県民の森・紅葉ツー【地獄編】 [VTR日記]

月曜日、会社に行って仕事を始めるまでは「ちょっと足がだるいな~」程度だったんですが、1時間ほど仕事をして席を立った時に来ました! 筋肉痛が[がく~(落胆した顔)]
普通に歩けない[たらーっ(汗)]

ってなわけで、この筋肉痛の原因ともなった【地獄編】を始めましょう。



『県の木展示林』を抜け、この辺はまだましなんですが…。
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お子様からお年寄りまで100人以上はいたであろう団体の行列とすれ違い、どんどん奥地へと進んでいくと人気のほとんど無い淋しい状態になってきました。

変わったダムがありました。
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この辺の山は粘土質ではなく岩山ばかりなので、岩石や流木がむやみに流れ落ちていかないようにしているのでしょう。

そして、このダムを越えると、こんな淋しい道に…。
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道幅は十分にあるし、しっかり整地されていて歩きやすいので良いのですが、写真を撮りたくなるような光景はもう無いので、この先滝へ着くまで写真がありません[ふらふら]

 

第二キャンプファイヤー場のそばにあった看板から2.7kmのこのポイントまでおよそ40分で到達できました。
途中写真を撮ったりしながらなので、概ね想定どおりですね。

そして、『亀石の滝』の目前で分岐路…

「亀石の滝まで1分、蔦の滝まで10分」と書かれていました。
『亀石の滝』はほんの数m先です。
で、『蔦の滝』まで10分なら、そこもついでに見に行ってみようなどと余計な事考えたものだから、そこに最初の地獄が待ち構えていました。
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こんなのもう道じゃないですよ。
アルパインスターのショートブーツで踏み入れる場所ではもはやありません。

前日の雨で滑りやすくなった苔むした岩場を登っていきます。
腿上げが大変[もうやだ~(悲しい顔)]

何度も引き返そうかと思ったけれど、ここで引き返したらプチトレッキーの名が廃るってんで、エネルギーを搾り出して登って行って、気が遠くなりかけたところで見えました[ぴかぴか(新しい)]
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ここで終点かと思ったら、もっと近づくための道があるのに気付きました。

マジか!?

「ここでも滝見えてるから、もう引き返そうや!」っていう僕と、「そこに道があるならもっと近づいて見なくちゃダメだろ!?」という僕が葛藤し、後者が勝ちました。
しばらく岩の上で休んで呼吸が正常に戻った所で接近開始。

濡れた足場が滑りやすくて、滑落しないように常に山側に体重をかけながら岩場を登っていくと…
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着いた~[ぴかぴか(新しい)]
なんかもう達成感で満足しきっちゃってますが、本来の目的地はまた別にあるんだよな~。

しかも、よく見ると、滝の横に岩場を登る道があるし…(下の写真の左下)。
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さすがに、ここは完全に登山道なのでこの先へ進む気はありません。

とりあえず達成感で満足したので引き返しますが、下りの方がこういう場所は怖い。
滑落の危険がより増していく感じがするので、非常に慎重に降りていきます。
つくづく、ちゃんとした装備もなしにこんなとこ登っちゃいかんな~と思いつつ…。


さっきの分岐路に戻ってほんの数m先へ進むと…
『亀石の滝』 ※ポチっとすると大きくなるよ。
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高さ32mとは、予想よりもはるかに立派な滝でビックリしました。
感動的[ぴかぴか(新しい)]
しかも、後で聞いたところによると、普段はちょろちょろとしか水が流れていないらしい。
たまたま前日大雨だったのでこれだけの水量があったようです。
なんだかラッキーかも?
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一人のプロっぽいカメラマンがいろいろセッティングしている傍らでパシャパシャと写真を撮り、満足したので先へ進もうと思ったのですが…

さっきの分岐路にあった案内板によると、この『亀石の滝』から隣の『下石の滝』までおよそ30分とありましたが、この滝のところには「下石の滝まで630m」と立て札がありました。
…630mに30分?
2.7kmを40分で歩いてきたのに、630mを30分!?

これだからね~[たらーっ(汗)]
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写真で見ると傾斜がそんなにきつく見えないでしょうが、腿上げが大変なんですよ。
10mごとに休憩しないと息が上がって歩けません。

2つ目の折り返しで休憩しながら、降りてきた中年夫婦らしきカップルとすれ違い、3つ目の折り返しの手前で降りてきた老夫婦をやり過ごし、5つ目の折り返しで休憩しながら、降りてきたド派手なおばちゃん二人連れをやり過ごそうとした所、
「あら、すごいカメラ持ってるわね~。いいモデルならここに居るよ[揺れるハート]
といわれて苦笑いするしかありません[爆弾]
とりあえず、
「隣の滝までまだまだ遠いですか?」
と訊ねてみると、
「滝?…滝なんて無いよ。ここ登ってくと頂上の展望台に出るよ。だいたい2時間くらいかかるかな~」
「…!?」
道間違えた?…いやそんなはずは無い。道はこれ一本だもの。
即座に案内板のいい加減な地図を思い出す。
確かに展望台への道はここで間違いない。
しかし途中で分岐があり『下石の滝』へと通じているはず。
そして、その分岐までが10分、分岐から『下石の滝』までが20分と書いてあったはずだ。

…しかし、このおばちゃんたちはその分岐に気付かなかったのだろうか?
いや、果たしてホントにその分岐はあるのだろうか?
例えば、分岐はあったとして、何らかの理由で通れなくなってたとしたら、そうと知らずに頂上まで延々登らされる事になるのではないだろうか?

『東京大学物語』の主人公張りに瞬時にこの先どうすべきか計算し、導き出した答えは『下山』であった。
で、そのままおばちゃん達と一緒に『亀石の滝』まで降りたのでした[ダッシュ(走り出すさま)]
降りるのは速かったな~
おそらく10分くらいかけて登った行程を数分で降りてしまいました。

おばちゃんたちは滝に見入っていたので、僕は一人でさっさと帰ります。


が、突然右足のふくらはぎに激痛が!?
痙攣です[がく~(落胆した顔)]
つま先を伸ばすとめちゃめちゃ痛いので、かかと側を伸ばすようにストレッチして納めますが、歩き出すと激痛が…。
[ひらめき]
かかとを90度に曲げたまま歩くと痛みがあまりないのに気付きました。
通常、人が歩く時は前に出したつま先を伸ばすような形になって、なるべく足の裏全体が地面に付くように動きますが、それをすると激痛が走るので、足首を固定してかかとのみで着地するイメージで歩くわけです。


しばらくこの状態をつづけていたらなんとか痙攣も治まり、普通に(近い状態で)歩けるようになったので、再び紅葉を楽しみ始めます。

行きに別ルートを通ったので見れなかった『かえで展示林』は、またすばらしい彩を魅せてくれましたよ。
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日も傾いてきました。
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そして何故か道の真ん中に“カニ”!?
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川から10数m離れたところなんですが、何しに出てきたんでしょうか?



約1時間ほどで駐車場まで戻ってきました。

『モリトピア愛知』の日帰り入浴に寄っていこうかと思ったんだけど、この時既に2時半を回っていました。
日帰り入浴は3時までです…。
あまりのんびりしていられないので、他の温泉をあたる事にしましょう。

朝パン一枚食べてきただけですが、これだけ疲労が蓄積されると逆に食欲も無くて、レストランでのお食事もやめることにしました。

で、行きのサンクスでコーヒーブレイクして以降飲まず喰わずだったので、脱水症状になっちゃうとイカンだろうということで、スーパーサイヤ人パワーを注入[揺れるハート]
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やっと生き返りました[わーい(嬉しい顔)]
見上げると“かりん”の実が丸々と生っていました。
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『県民の森』から南西へちょっと行ったところ、湯谷温泉街のはずれに『ゆ~ゆ~ありいな』という温泉・スポーツ&ヘルスケア施設があるので、そこへ寄ろうと思ってたのですが、ここ入口がよくわからなくて、いつも通り過ぎてしまって入ったことがありません。
この日も、前方の車列で先が見づらくて、やっぱり見落として通り過ぎてしまったので、引き返すのもめんどくさくて別の温泉へと向かう事にしました。


街へ近づくほどに速度は低下…。
長篠を過ぎて新城市街地に入ると信号で堰き止められて車が流れていかないので牛歩状態です。

R301で作手の方へ脱出し、道の駅でトマトソフトでもいただこうかとも思ったんだけど、なんとR301は道路崩壊で全面通行止めなんだと!?
これって、何ヶ月も前の大雨でくらがり渓谷や本宮山スカイラインが道路崩壊したのと同じヤツらしい。
R301が通れないってことは新城の人は作手や設楽に行くために相当遠回りな山道ルートを通らなければならないってことか!?
こりゃまた大変だな~。
何ヶ月も経って、この重要な国道が未だ通行止めってどうかしてるぜ!


などと考えながらK21へと入り、『本宮の湯』へ到着!

サクサクっと浴室へ…

以前来た時と浴室の様子が違うな~と思ったのだけど、確かここの温泉は定期的に男湯と女湯が入れかわるシステムだった気がするので、そのせいかな?と思いつつ、疲れきった足の筋肉をほぐしてやります。

外気がかなり寒くなってきてたので、露天風呂が逆に気持ちよか~[いい気分(温泉)]

生き返るな~って感じなんですが、一つ問題が…。

山登りするなんて想定してなかったので、当然汗だくになることも予想していません。
つまりは、替えの下着を持って来て無いので、せっかく汗を流しても汗ビッチョリの下着をまたつけなければならないのです。[たらーっ(汗)]

ダイレクトでヒートテックを着ちゃおうかな~とも思ったけれども、そのヒートテックもそこそこお湿り状態だったので「同じか」って感じであきらめるのでした。


風呂上りにランチとディナーを兼ねてご飯を食べましょう!
『本宮うなとろ丼』(700円)
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うなぎとろろでエネルギー補給です。
が、ちと量が少ない。
多分女性向けの量なんだろうな~。
とんかつにしとけばよかったかな~。
で、結局家に帰ってからたまごかけごはんハンバーグを食べることになっちゃうわけだ。


締めにソフト(200円)
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ここのソフトもうまいんですわ[揺れるハート]
しかもここは、コーンの種類によって値段が変わります。
ノーマルのコーンが200円、フラワーコーン(花びらみたいにフレアしたタイプね)が270円、ワッフルコーンが300円といった具合。
カップもあるけど、それはいくらだっけかな?


かなり暗くなってきました。
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もう4時半だもんな~。


あとはR1に出てサクっと帰っちゃいますよ~!なんて思ってたんですが、試しにナビに案内させたら、また変なルートが出ていて、K21→市道(K21の直進)→K5→R1と行けば最短なのに、わざわざK21からK31に入ってR1を目指すルートが表示されました。
バカナビの優先順位は『国道>県道>市道』なので、こういったバカなルート選択になるのですね。
距離優先にすれば最短ルートを検索してはくれるんですが、その場合かなりの細道を選択される可能性もあるので、どちらも痛し痒しというか…。

で、いつもならナビを無視して自分の思う通りに走っていくところなんだけど、「今度はナビに従ってみよう!」と思ったのがまた失敗。

K31はR1をまたぐようなバイパスになっちゃったので、それを忘れててR1を通過してしまい、大回りでR1に戻るハメに…。
しかもそのルートは大渋滞なのだ。

運良く切れ目を見つけてサクっと割り込んで、あとはいつものR1の調子で混雑しながらも早いペースで美合の渋滞の手前まで行って、旧街道に入って無事帰還。

家に着いたのが5時半くらいだったかな?
この日の走行距離は113km
バイクで走った距離は短いけど、8~9kmくらい歩いてプチ登山もしてるので、疲れ方がハンパねぇっす。
とりあえず、帰って速攻下着を替えたのであった(お風呂はまだ用意されて無かったのでね[パンチ])。



教訓① むやみに冒険心を出さない。
教訓② 引き返す勇気を持とう。
教訓③ 冬でも替えの下着は準備しよう。

と言ったところですかね。
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半世紀少年

山登りは予定外でしたね~。
んでも、630mを30分って・・・ 修行ですね。(・。・;
汗びっちょびちょの下着は出来れば着たくな~い(>_<)
パンツとシャツとカッパは常に持っておかないといけないですね。
by 半世紀少年 (2011-11-25 08:03) 

おとー党

頑張りましたねぇ〜。 (⦿ ⦿)
へたれなおいらは、迷わず「パス!」です。 (^^;

by おとー党 (2011-11-25 21:07) 

よっすぃ〜と

いい教訓になりました(^^;
今後は必ず下着も用意します。
 >半世紀少年さん

ついつい軽い気持ちで山登りしちゃってえらいことになるケースは何度も経験してるのですが、学習能力が無いっす(^^;
 >おとー党さん
by よっすぃ〜と (2011-11-25 21:40) 

さる1号

かなりハードですねぇ
by さる1号 (2011-11-25 22:48) 

よっすぃ〜と

体力不足も否めませんが…(>_<)
もうちょっと鍛えて、こういうシチュエーションに耐えうる体にしておかないといけないのかもしれません。
 >さる1号さん
by よっすぃ〜と (2011-11-26 21:21) 

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