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日本一 [日記・ざれごと]

先日、日本一ソフトウェア会長“北角浩一”氏より自身の著書が送られてきました。
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なんでゲーム会社の会長から?と疑問に思う方も居るでしょうが、実は僕は日本一ソフトウェアの創業に少なからず関わっているからなんです。



日本一ソフトウェアって言うのは北角氏が起こした会社ですが、その大元になったPRISMというソフトハウスが存在します。
PRISMは、僕を含めたSUNSOFTから飛び出した7人のメンバーによって立ち上げられたソフトハウスで、わずか4年で解散することになったけど、その解散と前後してPRISMの代表取締役だった北角氏が個人で日本一ソフトウェアという会社を立ち上げたのでした。

PRISM解散の際に日本一ソフトウェアに移ったメンバーも居たけれど、僕は北角氏とは袂を分かち、同時にゲーム業界からも去ることになったのです。

まぁ、その辺の話や、会社をおこす事の難しさ、人間関係の難しさなどがこの本には書かれています。

ゲーム制作現場に興味があるとか、これから起業を考えてるという方は、もしかしたら何かの参考になるかもしれませんので試しに読んでみてください。




日本一ソフトウェアの躍進を見聞きすると羨ましく思うこともありましたが、この本を読んで北角氏とはゲーム制作に関する考え方の相違を改めて確認することができたので、あの時の選択は一時の感情によるものではなかったと確信しました。

それに正直言うと、僕はSUNSOFT時代最期に関わったメガドライブ用ソフト『スーパー・ファンタジーゾーン』で燃え尽きていたというか、あれが僕の最高傑作だと自信を持って言える作品だったので、その時点でゲームへの情熱はほぼ使い切っていた感は否めないんです。
そんなことを言ってしまうと北角氏他PRISMのメンバーに失礼かと思いますが…


スーパー・ファンタジーゾーン』は、ストーリー、ステージ構成、キャラクターデザイン(主人公オパオパをはじめ旧作に登場する敵キャラは除く)、ゲームグラフィックの9割(背景は全て僕)、デモ画面の絵コンテ、そしてパッケージイラストの原画を一人でこなした、正に僕の集大成とも言える作品です。

自分たちの創った会社でそういった作品を生み出すことができなかったのが残念なところですが、『スーパー・ファンタジーゾーン』を創っていたからゲーム業界を去ることにもあまり未練を感じなかったとも言えますね。



それに、今となってはゲームしてるよりバイクに乗ってる方が何億倍も楽しいですしね[爆弾]



というわけで、みんな外に出てバイクを楽しもうじゃないか!!

って、なんちゅう締めくくり方や[パンチ]


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コメント 5

3ごー

いまやPSPを中心に大活躍している会社に成りましたが
社長は覚えていてくれてるんですね。
なんだか羨ましいです。
しかし、あの遊び倒したゲームの製作者が毎日職場で目の前に居ると言う実感が、実は未だにありません(笑)
驚きを通り越すとこんなものなんですかね???
by 3ごー (2013-01-31 20:39) 

るぐっちぃ

よっすぃ〜とさん、あらためて凄ッΣ(o゚д゚oノ)ノ
締めのコトバもnice!です。
寒くてもバイク乗りましょう!
by るぐっちぃ (2013-02-01 08:45) 

kei

震えました。
by kei (2013-02-01 13:36) 

よっすぃ〜と

ゲーム業界を離れて、はや16年…
最期にたずさわったのはプレイステーション初期の頃。
懐かしいな~
 >3ごー

20代の頃は自分の才能に自信を持ってたんですけど、今や何もできないです(>_<)
 >るぐっちぃさん

まぁ、思い上がってた頃の話です(^^;
 >keiさん
by よっすぃ〜と (2013-02-02 20:53) 

yazılım

共有していただきありがとうございます。
by yazılım (2023-06-27 01:56) 

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