栄光の'70F1 [映画談義]
『RUSH プライドと友情』 観てきました!
おそらく30代よりも若い人にはわからないF1の世界ですが、40代、50代の深F1ファンには懐かしく、しかも子供の頃に憧れたF1マシンの走る姿が見られる最高の映画であるでしょう。
現代にいたるまで僕が最も好きなF1マシンはロータス78(ウィングカーの元祖)ですが、この映画では出番がほとんどありません。
主役となるのはニキ・ラウダの乗るフェラーリ312T2とジェームス・ハントの乗るマクラーレンM23…と言っても、マクラーレンM23は物語後半で乗るマシンで、前半はヘスケス308Bでの戦いとなりますがぁ…。(若い人は“ヘスケス”なんて知らないよね。)
他には“六輪タイレル”で有名なタイレルP34なんかがやっぱり目を引きますが、走行シーンは映画ならではのローアングルの近接撮影がF1中継よりもど迫力で興奮しまくります。
ロータス78、タイレルP34はプラモデルが再版される度に買って作ってたので、それだけけでも興奮しちゃうんですが、一度はプラモデルを作ったこともあるフェラーリ312T2の走行してる姿を見たら「すげぇー、綺麗なマシンやな~」と感動しちゃいました。
無骨でダサい形状の多い70年代F1の中にあって、フェラーリ312T2は美しさが際立っていましたね。
そして、映画のラストのクライマックスが雨の日本グランプリっていうのも、日本のF1ファンにはたまらないんじゃないかな?
実は第一回日本グランプリの事は当時よく知らず、後に大雨でニキ・ラウダが自主リタイヤしてチャンピオンを逃したことは、だいぶ後になってから知ることになりました。
僕がテレビで初めてF1を観たのは翌年の晴天の第二回F1日本グランプリで、コースアウトして宙を舞ったジル・ヴィルヌーブのフェラーリがコースマーシャル(不法にコース内に入り込んだ観客という説もあるけど…)2人を巻き込んで死に至らしめたという凄惨な場面が印象的というか、インパクト強すぎてその場面しか覚えていないのですが。
当時10歳のよっすぃ~と少年には、あまりにも衝撃的な映像でした。
さてこの映画、どこまでが事実でどこからが脚色した部分なのかはよくわかりませんが、ニキ・ラウダとジェームス・ハントという好対照な性格の主人公の対決が、ストーリーの構造的には敵視・嫉妬・憎悪→ヒートアップする対決→クラッシュ→挫折→復活と好敵手との再対決みたいな感じで『トップガン』『デイズ・オブ・サンダー』あたりとほぼ同じです。
「挫折」っていうのは、この映画に関してはちょっと違うかもしれないけど、ラウダの事故の責任を感じるハントの心境ってのが、一応それにあたるかな?という感じで
なんていうか、「意外な結末」とか「予想もしなかった展開」なんていうものは無い王道中の王道的なものですが、それでイイんです。
いや、それがイイんです。
で、思わずF速の『RUSH』特集を買っちゃいました。
700円でぺらんぺらんな映画パンフレットを買うよりも、880円で濃密なこの本を買った方が断然コスパがイイし。
ブルーレイが出たら絶対買おう!
今回字幕版で観たけど、吹き替えはKinki Kidsがやってたらしいので、そちらはブルーレイで楽しませてもらおう
全然どうでもいいところなんですが、映画の中でハントのパトロン(?)であるヘスケス卿がハントの彼女に「男は女が好きだ…だが、車はもっと好き。」と言うシーンがあり、実はこの映画の中で一番共感できる言葉でした
ちなみに、この映画では、大クラッシュしたドライバー(ラウダじゃないよ)が担架で運ばれるシーンとか、ラウダの治療シーンとかがかなりえぐいので、そういうのが苦手な人は視聴には充分ご注意ください。
おそらく30代よりも若い人にはわからないF1の世界ですが、40代、50代の深F1ファンには懐かしく、しかも子供の頃に憧れたF1マシンの走る姿が見られる最高の映画であるでしょう。
現代にいたるまで僕が最も好きなF1マシンはロータス78(ウィングカーの元祖)ですが、この映画では出番がほとんどありません。
主役となるのはニキ・ラウダの乗るフェラーリ312T2とジェームス・ハントの乗るマクラーレンM23…と言っても、マクラーレンM23は物語後半で乗るマシンで、前半はヘスケス308Bでの戦いとなりますがぁ…。(若い人は“ヘスケス”なんて知らないよね。)
他には“六輪タイレル”で有名なタイレルP34なんかがやっぱり目を引きますが、走行シーンは映画ならではのローアングルの近接撮影がF1中継よりもど迫力で興奮しまくります。
ロータス78、タイレルP34はプラモデルが再版される度に買って作ってたので、それだけけでも興奮しちゃうんですが、一度はプラモデルを作ったこともあるフェラーリ312T2の走行してる姿を見たら「すげぇー、綺麗なマシンやな~」と感動しちゃいました。
無骨でダサい形状の多い70年代F1の中にあって、フェラーリ312T2は美しさが際立っていましたね。
そして、映画のラストのクライマックスが雨の日本グランプリっていうのも、日本のF1ファンにはたまらないんじゃないかな?
実は第一回日本グランプリの事は当時よく知らず、後に大雨でニキ・ラウダが自主リタイヤしてチャンピオンを逃したことは、だいぶ後になってから知ることになりました。
僕がテレビで初めてF1を観たのは翌年の晴天の第二回F1日本グランプリで、コースアウトして宙を舞ったジル・ヴィルヌーブのフェラーリがコースマーシャル(不法にコース内に入り込んだ観客という説もあるけど…)2人を巻き込んで死に至らしめたという凄惨な場面が印象的というか、インパクト強すぎてその場面しか覚えていないのですが。
当時10歳のよっすぃ~と少年には、あまりにも衝撃的な映像でした。
さてこの映画、どこまでが事実でどこからが脚色した部分なのかはよくわかりませんが、ニキ・ラウダとジェームス・ハントという好対照な性格の主人公の対決が、ストーリーの構造的には敵視・嫉妬・憎悪→ヒートアップする対決→クラッシュ→挫折→復活と好敵手との再対決みたいな感じで『トップガン』『デイズ・オブ・サンダー』あたりとほぼ同じです。
「挫折」っていうのは、この映画に関してはちょっと違うかもしれないけど、ラウダの事故の責任を感じるハントの心境ってのが、一応それにあたるかな?という感じで
なんていうか、「意外な結末」とか「予想もしなかった展開」なんていうものは無い王道中の王道的なものですが、それでイイんです。
いや、それがイイんです。
で、思わずF速の『RUSH』特集を買っちゃいました。
700円でぺらんぺらんな映画パンフレットを買うよりも、880円で濃密なこの本を買った方が断然コスパがイイし。
ブルーレイが出たら絶対買おう!
今回字幕版で観たけど、吹き替えはKinki Kidsがやってたらしいので、そちらはブルーレイで楽しませてもらおう
全然どうでもいいところなんですが、映画の中でハントのパトロン(?)であるヘスケス卿がハントの彼女に「男は女が好きだ…だが、車はもっと好き。」と言うシーンがあり、実はこの映画の中で一番共感できる言葉でした
ちなみに、この映画では、大クラッシュしたドライバー(ラウダじゃないよ)が担架で運ばれるシーンとか、ラウダの治療シーンとかがかなりえぐいので、そういうのが苦手な人は視聴には充分ご注意ください。
驚異の満足度を、上昇させに私も行きます!
by hanamura (2014-02-17 19:28)
高校時代雨の富士と翌年の大クラッシュを見に行ってました。
懐かしい時代です。
by たくや (2014-02-17 21:05)
この日本GPのとき、丁度試験中で・・・
雨でスタートが遅れて何とかTVを見ることができました。懐かしいなぁ・・・
”男は女が好きだが、車はもっと好き”凄く共感します^^
でもこれは古いタイプの男ですね。今の若いのは違うようだし
by さる1号 (2014-02-18 06:31)
最近のF1より、この頃の方が
空力優先過ぎない感じがなんか好きなんですよね~。
by 歳三君 (2014-02-18 22:41)
我々世代には、懐かしいF1マシンの動く姿を見れるだけでも相当楽しめると思いますよ(^^
>hanamuraさん
第一回日本グランプリも、もう40年近く前の出来事なんですよね~。
イイ時代ですよ(^^
>たくやさん
第二回の時は、運動会だったか遠足だったか忘れましたが、急いで帰ってテレビにかじりついてました(^^;
>さる1号さん
パワーでライバルに劣るロータスのようなチームが、ウィングカーで空力を本格的に導入し始めた黎明期ですからね。
でも、近年のF1よりも断然カッコイイです(^0^)
>歳三君さん
by よっすぃ〜と (2014-02-19 13:53)