コラボレーション！

あなたと合体したい！（byアクエリオン）


いや、いやらしい意味ではなくて


先週末工作した成果がこれだ！

八王子戦の後に壊れてしまったP90用の300連マガジンと、何かの時に流用しようと思って取っておいたH&K MP5K用240連マガジン（既に過去に容量UPの改造をしたことがあるので前回の写真を見てわかるように正常な状態ではないが…）を合体させて大容量連射マガジンの完成だ。
装弾数はおおよそ700発弱と言ったところ。

本体に装着するとこんな感じ。

これを装着しちゃうと左手に持ち換える事ができなくなっちゃうけど、アウトドア戦なら持ち換えるシチュエーションは無いに等しいので無問題なのら

　

中はこんな感じ。（逆さまの状態で解説）

P90マガジン側はBB弾の通る道（写真の赤い部分）をパテなどで形成し、MP5KマガジンのBの穴へと流れていくようにしている。
MP5Kマガジン内を落下（写真では上方へ）したBB弾はマガジン下部の歯車で巻き上げられてCの穴から出てきて導路（写真の青い部分）を通ってAのポイントから銃本体へと落ちていくわけ。

これで給弾不良に悩まされる事が無くなりました

BB弾の補充はMP5K側とP90側の2箇所からできます。

戦闘中に補充が必要な場合はMP5K側から入れることができますが、そんな必要はまずないでしょう。
とりあえず作動テストも問題なく合格したので、後は実戦でちゃんと働いてくれるかどうかを確かめるだけざんす～。



さて、ほんとはGUN講座【ライフル篇】で紹介しようと思ってたけど、ちょこっとP90について説明しておきましょう。

P90という小型ライフルは非常に特殊な銃で、マガジン（弾創）がレシーバー（簡単に言うと銃本体）の上部に水平に設置され、通常のライフルが30発前後の装弾数なのに対して50発という容量を持っています。
こんな感じで

普通の銃はこのようにレシーバーの下にマガジンがぶら下がってるものなんですが

写真の左は米軍のM16A2で、右がフランス軍のFA-MASという銃です。
M16タイプが最も多い一般的な方式でグリップの前に機関部がありマガジンも前方に位置しています。
FA-MASタイプは'80年代くらいから出てきた“ブルパップ”という機関部及びマガジンがグリップ後方に位置した方式で、M16タイプに比べて同じバレル（銃身）長を維持しながらも銃の全長をコンパクトにする事ができて、戦闘時の機動性が向上したり輸送量が増やせたりと高効率化に役立っています。

P90も機関部がグリップ後方に位置しているという意味では“ブルパップ”式と言えます。


トイガンのマガジンはこんな感じ。

上が300連マガジンで、下が標準の68連マガジン。
標準タイプはダミーカート（カートとはカートリッジ＝薬莢の事）が入っててリアルな見栄えで良いのですが、ダミーカートがある分装弾数が減っている感があるので、ダミーカートを無くして100発くらい入るようにしてくれた方がゲームをする上では有効なんですよね。

標準マガジンの中はこんな感じ。

赤く塗った部分がBB弾が収まっている所なので、ダミーカートを無くして、もう一回折り返しを作れば、おそらく100発くらい入るのではないかという想像。
Aのポイントが銃の機関部に繋がります。
写真の右端でダミーカートが45度傾いているのに気付いた人もいると思いますが、実銃のP90の特徴としてはバレルに対して垂直方向にカートが並んでいるので、それをマガジンの端っこの丸くなってる部分に螺旋状のスロープが設けて90度回転させて機関部に装弾するというアイデアが盛り込まれているんです。
単純な構造ですが、これを考えた人はスゴイと思います。
特許でかなり設けたんではないでしょうか？

問題の300連マガジンの中はこんな感じ。

右端の黒くて丸い物体がゼンマイになってるので、それをグリグリまわすと歯車が回転してBB弾をAのポイントへ運び込んでいくという構造的な部分では他の銃の連射マガジンと基本的に同じなんだけど、問題となるのはP90独特の水平配置のマガジン構造のおかげで歯車の部分にBB弾を供給するために左端に見えているスプリングで強制的に圧送しないといけないというところにある。
強制的にBB弾を押し付けるものだから、歯車の手前でBB弾同士が“おしくらまんじゅう”して引っ掛かって歯車が空回りしちゃうのだ。

他の銃ならゼンマイはマガジンの底に付いているので装着状態でも巻く事ができるけど、P90のそれは装着するとレシーバーに隠れてしまうためにマガジンを外さなければ巻き直しをする事ができないのも問題。

トイガンのP90は、もうかれこれ10年前に発売された物だけど、この不良300連マガジンが改善されることが無いというのが悩みの種。
P90は僕のような頭のおかしい奴にしか受け入れられないコアな銃なので生産量も少なく、商売的にそんな所への開発費は投入できないってところだろう。
人気のあるM16系やAK系そしてH&KのMP系およびG系は次々と改良型や新規アイデアが投入されるのにね




【こぼればなし】
1997年4月に起こった「ペルー日本大使館人質篭城事件」を覚えているでしょうか？
この時突入する特殊部隊がP90を装備している映像が世界中で流れたわけだけど、これがP90の実戦初投入ということで銃マニアにはかなりの衝撃映像だったらしい。
P90の弾丸は200mの距離でボディアーマー…つまり防弾チョッキをも貫通する能力を有していて（貫通力は高いけど小口径なので破壊力は小さい）、そのコンパクトなボディと相まって対テロ特殊部隊のインドア戦闘用装備として最強…いや、最凶の兵器とも言えるでしょう。

タグ：P90 エアガン マガジン H&K MP5K M16A2 Fa-mas ペルー 特殊部隊

コメント 4

おぉ！これで弾丸を・・・大量発射！
「キモチイィ～イ！」（byアクエリオン）
by hanamura (2012-01-26 05:42) 

そういう趣味があるならお国の為にぜひ自衛隊に。（笑
演習で高価な実弾も思いのままに撃てますし。

よっすぃ〜とさんはガッシリした身体してるのでいけますよ^^
by イナテツ (2012-01-26 20:10) 

よっすぃ～とさんは、何処を見て何を目指しているの？（＾◇＾）
凝っちゃってマスね～。
by 半世紀少年 (2012-01-27 07:08) 

一万年と　二千年前から　あ・い・し・て・る～♪(^0^)
　＞hanamuraさん

いやいや、僕は軍隊には興味ないので(^^;
あくまで造形美や機能美ありきの趣味なので（爆）
　＞イナテツさん

僕のエアガンの歴史は長いですよ～。
ほぼガンダムと同じロングスパンの趣味ですね。
　＞半世紀少年さん
by よっすぃ〜と (2012-01-27 20:58)