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龍潭寺庭園を見てみよう! [城日記]

2/11(土) 浜松餃子食べ走りの前に見学した龍潭寺のレポをしますよ。
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龍潭寺は井伊家の菩提寺です。
“井伊”と言うと井伊直政が有名だと思いますが、直政徳川家康の家臣で、武田勝頼を倒してその旧武田軍の「赤備(あかぞなえ)」部隊を配下に置き、小牧・長久手の戦いで活躍して井伊の赤鬼と恐れられることになるのですね。

そして、この龍潭寺のある場所は引佐(いなさ)町井伊谷と言います。
まさしく井伊家の拠点なわけですね。

場所はココ↓



 
大きな駐車場の片隅にはおみやげ物などを売ってる建物がありますが、その裏手の道を進むと山門が待ち構えています。
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門をくぐると左右に道が分かれていますが、右の方に“順路”の指示があるので右のクランクを進みます。
すると右手にトイレなどがあり、左手に伽藍が姿を現します。
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とりあえずそこは通過して、拝観料400円で龍潭寺の本堂内に入ります。 ※写真は後ほど伽藍をくぐって本堂正面から撮影したものです。
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本堂へは右手にある書院の方から入ります。

入り口正面奥が書院で、左手の本堂の方へ“順路”が指示されているのでそちらに進むと、最初におみやげ物コーナーがあり、その先の古びて激しく軋み音のする廊下に進むと大きなお釈迦様が待ち構えています。
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次に何が描かれているのかよくわからない黒い絵の大きな掛け軸がかけられた間があり、その次にようやく本堂に到着です。
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本堂に両サイドの襖には龍虎が描かれています。
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本堂正面の庭を“補陀落(ふだらく)の庭”と言うそうです。
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“補陀落(補陀落山)”と言うのは、観音菩薩の住居、もしくは降り立つ山とされていて、伝説ではインドのはるか南方の海上にある八角の山だそうです(fromウィキ)

本堂の左隣には琵琶湖に出現したとされる十一面観音菩薩(別名:ほほえみ菩薩)さまがいらっしゃいますよ。
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手を合わせてじっと見つめていると、微笑んでくれるとか[わーい(嬉しい顔)]

一旦本堂を出て渡り廊下の先の開山堂へ入ります。
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ここには井伊直政の像とかが鎮座しているのですが、なんか撮影するのがはばかられた(撮影禁止とかの表示は無かったですが)ので、とりあえず目に焼き付けておくだけにして、井伊家の赤いだけ撮影しておきました。
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赤いのが好きってところに、何か親近感を覚えます[キスマーク]

開山堂の先には井伊家の御霊が眠る井伊家霊殿が建っています。
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中には入れませんが、入り口左手に井伊家代々の名前が書き連ねてありますよ。
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開山堂井伊家霊殿をつなぐ渡り廊下の途中に本殿方向への渡り廊下がもう一本あるのですが、その途中に稲荷堂“萬松稲荷”があります。
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お寺の庭にお稲荷さんがあるところは多いと思いますが、こうやって繋がってるところってあまり無いんじゃないでしょうか?
これも神仏が同居する日本ならではの光景かも。

再び本殿建物に戻り、裏手にある庭園を眺めます。 ※ポチっとすると大きくなるよ。
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縁側(と言って良いのか?)に座布団が並べてあるので、ゆっくりと腰掛けて庭を眺めながら、先に来ていた老夫婦が聞いていた説明アナウンスを途中から一緒に聞きました。
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よ~く見ると中央に、庭園に水を撒くおばちゃんが写りこんでますが…。

この庭園は、中央に守護石、左右に仁王石、手前正面に礼拝石が配されており、池の形が心字池となっていて、典型的な寺院庭園なのだそうです。

説明アナウンスで「(どこそこの出っ張りが)亀を表し、三角の石が口、その上の石が目を表現しています。」とか言われてもどこの部分を言っているのかわからなかったりします。
全体としては右手に石が多く配置され、左手はまばらになっていて遠近表現をしてるそうで、基本は右手の方から眺めるのがベストなようです。

それと、この庭が一番美しく見られるのは5月~6月だそうです。
サツキがイイ感じに庭園を彩を添えてくれるそうですよ。


その後、おみやげ物コーナーの前を通りかかった時に「説明は聞かれましたか?」と聞かれましたが、結構な長さの説明だったので一から聞き直すのもはばかられて、「ハイ」と答えてしまいました[たらーっ(汗)]


続いて本堂右手にある書院の方も覗いてみましょう。
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書院の廊下から眺める庭園もまた良いですよ。
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お茶をいただくこともできる(400円くらいだと思います)ので、こちらでお茶をすすりながら庭を眺めるのも良いかもしれません。

書院では色々展示物があるのですが、こちらは貴重な文化財等々の為撮影禁止となっていたので写真はありません。
井伊家にまつわる物などなどの展示とともに、一番奥の部屋にダンボールか何かで作られたチープな赤い甲冑も置かれていました[ダッシュ(走り出すさま)]


さて、建物から出て最初に素通りしてきた伽藍をくぐります。
伽藍の中には観音菩薩像があったりしますが、そこを抜けると鐘突き堂があります。
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“井伊直政出世の池”の石碑と、直政の説明文がありますね。

その先に進むと本殿を正面から見れる区画があり、さらに奥に進んで開山堂の方へ向かう小道の途中にこんなものも…
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本殿を修復した際の記念碑となる鬼瓦なのですが、鬼の顔ではなく『井』の文字が形成されてます。

開山堂の奥に行くと墓地になるので引き換えして本殿正面に戻り、仁王門をくぐって外に出ます。
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仁王門の内側(本殿側)には大きな狛犬が居て、外側には仁王像が居ます。
この仁王門も造形的に美しいですね~。


仁王門を出て左手(上の写真だと右ね)に進むと、最初に通った山門に戻ります。

これにて龍潭寺探索は終了!

お疲れ様でした。






【オマケ】
2/13(月)
無事免停講習終了いたしました。
最後のテストもA判定をいただいて29日短縮で、今日一日だけの免停となり免許もすぐに返してもらえたので、明日から普通に運転することができます。

ちなみに、テストで40問中7~12問間違えるとB判定となり短縮は25日となってしまい、さらに13問以上間違えるとC判定となり短縮は20日となって、これらの場合は後ほど試験場まで免許をもらいに行かなくてはなりませんので、これから30日免停になっちゃう人は気をつけてくださいね。
と言っても、最後のテストはほとんど満点取れるようになっているので問題ないと思います。


次回はこの経験を生かし、まだ免停にはなってないけど違反点数を抱えてる人に向けて、いくつか参考になるといいなと思う情報出しをしようと思います。
お楽しみに。

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コメント 4

hanamura

「新宮」に続いて、井伊家の菩提寺「龍潭寺」の美麗!詳細なレポートに(感激!)浜松が懐かしくて・・・たまりません!もう!もう!なんだか!うれしくって(涙)え~ん!
by hanamura (2012-02-13 23:20) 

はなぶく宇宙人

龍潭寺、いいですね~。
高校の遠足で行ったんですが、もう一度あの庭園を見たいと思いつつ、25年以上の時が過ぎ去りました(^^;
井伊谷って井伊家に由来する地名だったんですね。また勉強させていただきました。
by はなぶく宇宙人 (2012-02-14 12:45) 

半世紀少年

もう25~26年前に行った記憶があります。
でも、庭園の説明アナウンスなんかはしてなかった様な・・・。
観光客、少なくていいですね~。
by 半世紀少年 (2012-02-15 08:16) 

よっすぃ〜と

むふふホームシックになっちゃいましたか?(^0^)
 >hanamuraさん

今の時期はちょっと色合い的にも閑散としてるので、春から初夏に訪れるのが良さそうですね。
 >はなぶく宇宙人さん

サツキの咲く頃に行ってみてはいかがですか?
でも、その時期は観光客で渋滞かな?(^^;
 >半世紀少年さん
by よっすぃ〜と (2012-02-15 20:24) 

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