岡崎城探訪【天守閣篇】 [城日記]
先日の犬山城によって【城】スイッチが入ってしまったので、身近なところで岡崎城に久々に登ってみる事にしました。
岡崎城は岡崎公園にあります。
というか、一般的な捉え方から天守閣のことを【城】と思われてるでしょうが、お堀などで囲われた敷地全体が【城】であって、天守閣は城の象徴的な一部でしかないので、本来的な意味からすると岡崎公園全体が岡崎城と言うべきなのかもしれません。
バイクの駐輪場があるのかどうかわからなかったので、今回は電車&徒歩にて入城します。
名鉄「東岡崎」駅から北西に進むと、城の南側を流れる菅生川(すごうがわ)のほとりから天守がチラリと…
桜の季節と花火大会の日は人であふれかえる河川敷ですが、今日は老人とどこかの幼稚園の子供たち一クラス分が遊んでいる程度。
昔はボロいコンクリート造りで川に落ちちゃいそうで怖かったけど、架け替えられてしっかりとした鉄(アルミ?)柵が付いた橋を渡ると、若い母子が鯉にパンをやっていて、大量の鯉と水鳥と鳩が群がっていました。
この鯉はミカちゃん(三河のミカちゃん)といって、昔は川沿いに「ミカちゃんのエサ」として自動販売機で「ふ」が売られていたのですが、いつの間にか撤去されてました。今は公園内の売店でエサを売ってます。
川の北側には「竹千代通り」という小道があり、その向こうに龍城(たつき)堀という立派なお堀があります。
龍城掘にかかるこの赤い橋を渡るといよいよ岡崎城なんですが、
その前に、橋の上からエサをやるおじいさんのおかげで、ちょうど白鳥が来てたので撮っておきましょう。
堀には噴水もありますよ。
さて、天守閣です。松が邪魔。
だから松が邪魔だって!
さぁ上りましょう
まず一階に券売所があります。
入館料は大人200円(小人100円)です。…昔からほとんど変わってない気がする。
後ほど紹介する「家康館」の入館料が大人350円(小人200円)なのですが、両方に入館する場合は大人500円(小人270円)となります。
30人以上の団体の場合は更に割引され、100人以上ならもっと割引されます。
そして、今回家康館のHPから割引券を手に入れていたので2館を440円で入館します。<安い!>
さすがに、先日の犬山城と違って復元天守なので階段の傾斜はだいぶ緩やかです。でも老人にはきつそう!
二階【藩政と支配】
鎧や刀などが展示されています。右端に映ってる説明映像も亀山モデルでたっぷり拝見いたしました。
岡崎と言えば花火も有名ですね。
三階【城下町の文化と産業】
ジオラマシアターというものがあります。
なんじゃらほい?と覗いてみると、江戸時代の岡崎城下町のジオラマと、
「城下の一日」と称して、ジオラマと実写人物映像の組み合わせによる人々の暮らしぶりの紹介です。
これ、スゲーっす。10cm弱程の人間がジオラマの中に居るかのように見えます。
正面から見ないと位置がずれて、おかしなところに人物が映ったりしちゃいますが…それがまたおもしろかったりして。
順路的に四階を強制的にスルーさせられて天守展望台へ。床には古地図が…
<南>
<西>
<東>
<北>
手すりもお腹くらいまでの高さがあり、転落防止用の金網が貼ってあるので安心して端の方まで寄れますが、やはりこの金網じゃまですよね。
この展望台の四隅には100円望遠鏡が設置されていますが、岡崎城は先日の犬山城ほど高台にあるわけではないので、あまり良い展望というわけにはいかないです。本丸周辺は森に覆われていて何も見えないし…。
おまけに、この時どこぞのクソガキが「忍者!ハットリ君!!」と何度も何度も叫んでいてめっさんこうっとおしかったし…。
でも、お城はやはり天守(展望台)が一番だなッス!
子供の頃なんて多くの展示物なんて全く興味無くって、展望台に登る事が目的だったからね~。
四階【城と城主】
岡崎城のジオラマと歴代城主の紹介。
かの徳川家康は、ここ岡崎城で生まれたけれど岡崎城城主にはなってないんですよね~。
ちなみに、岡崎公園の北側には国道一号線がありますが、丁度岡崎公園の入り口のところから微妙な角度で分岐する道が「康生(こうせい)通り」といって家康生誕の地を謳っています。
また、写真中央奥の掛け軸がある枠は「大岡裁き」で有名な名奉行大岡越前忠相の紹介コーナーで、僕が通った中学校の付近にあった西大平藩が出身地だとか…。
いやいや、たっぷり1時間も堪能しちゃいました。
こんなにじっくり岡崎城を観たのは初めてだな~。
あ、そうそう、岡崎城(天守閣)って戦争で焼けたとずっと信じてきたんですが、実は明治維新後に解体されたんですって。
知らなかったわ~。
今の天守閣は昭和34年に鉄筋コンクリートで復元されたもので、数百年前の姿をとどめている犬山城と違って中身は完全に資料展示館になっています。
そう、岡崎城は復元されて50周年を迎えました。
天守閣のすぐ前には屏風みたいなオブジェ。写真では何が書いてあるかわからないですね。
天守閣の隣には龍城(たつき)神社が建っています。
ここで結婚式をあげられる方は多く、以前ログしてくれたtomyもここで式をあげました。家はずっと遠いところなのに何故?って感じでしたが…。
いちおう、なかなか治らない謎の病気の平癒を祈願しておきます。
賽銭箱の隣の立て看板に謎のキャラクター!?
「味噌崎 城(みそざき じょう)」だそうです。
多分天守閣復元50周年を記念して作られたものだろうけど、岡崎で有名な八丁味噌の「味噌」と岡崎の「崎」をくっつけて「味噌崎」という苗字に「城(じょう)」だなんて、売れないホストみたいな名前に惚れてしまったぜ。
キャラクターグッズがあったら買おうと思ったけど、まだ無いみたい。残念!
犬山にもあったお馬さんの像。ちょっと違うか?
戦後50年を記念して造られたという慰霊碑。
岡崎からは海軍に徴兵されてフィリピン沖に沈んでいった方が多いので、傍らには錨のオブジェがあります。
碑を囲む壁に戦没者の名前が刻まれていたので、もしやと思って探してみたらおじいちゃんの名前もちゃんと刻まれておりました。よかった、名前が無かったらどうしようってちょっとドキドキしちゃった。
家康館へ向かう為に本丸の北側へ向かうと、枯れたお堀があります。
公園の西の端に行くと家康公が生まれた際に産湯の水を汲み上げたという井戸もあります。
北側から見た岡崎城の雄姿!やたら松が邪魔!!
さ~て、次は「三河武士のやかた家康館篇」ですよ!
…つづく
岡崎城は岡崎公園にあります。
というか、一般的な捉え方から天守閣のことを【城】と思われてるでしょうが、お堀などで囲われた敷地全体が【城】であって、天守閣は城の象徴的な一部でしかないので、本来的な意味からすると岡崎公園全体が岡崎城と言うべきなのかもしれません。
バイクの駐輪場があるのかどうかわからなかったので、今回は電車&徒歩にて入城します。
名鉄「東岡崎」駅から北西に進むと、城の南側を流れる菅生川(すごうがわ)のほとりから天守がチラリと…
桜の季節と花火大会の日は人であふれかえる河川敷ですが、今日は老人とどこかの幼稚園の子供たち一クラス分が遊んでいる程度。
昔はボロいコンクリート造りで川に落ちちゃいそうで怖かったけど、架け替えられてしっかりとした鉄(アルミ?)柵が付いた橋を渡ると、若い母子が鯉にパンをやっていて、大量の鯉と水鳥と鳩が群がっていました。
この鯉はミカちゃん(三河のミカちゃん)といって、昔は川沿いに「ミカちゃんのエサ」として自動販売機で「ふ」が売られていたのですが、いつの間にか撤去されてました。今は公園内の売店でエサを売ってます。
川の北側には「竹千代通り」という小道があり、その向こうに龍城(たつき)堀という立派なお堀があります。
龍城掘にかかるこの赤い橋を渡るといよいよ岡崎城なんですが、
その前に、橋の上からエサをやるおじいさんのおかげで、ちょうど白鳥が来てたので撮っておきましょう。
堀には噴水もありますよ。
さて、天守閣です。松が邪魔。
だから松が邪魔だって!
さぁ上りましょう
まず一階に券売所があります。
入館料は大人200円(小人100円)です。…昔からほとんど変わってない気がする。
後ほど紹介する「家康館」の入館料が大人350円(小人200円)なのですが、両方に入館する場合は大人500円(小人270円)となります。
30人以上の団体の場合は更に割引され、100人以上ならもっと割引されます。
そして、今回家康館のHPから割引券を手に入れていたので2館を440円で入館します。<安い!>
さすがに、先日の犬山城と違って復元天守なので階段の傾斜はだいぶ緩やかです。でも老人にはきつそう!
二階【藩政と支配】
鎧や刀などが展示されています。右端に映ってる説明映像も亀山モデルでたっぷり拝見いたしました。
岡崎と言えば花火も有名ですね。
三階【城下町の文化と産業】
ジオラマシアターというものがあります。
なんじゃらほい?と覗いてみると、江戸時代の岡崎城下町のジオラマと、
「城下の一日」と称して、ジオラマと実写人物映像の組み合わせによる人々の暮らしぶりの紹介です。
これ、スゲーっす。10cm弱程の人間がジオラマの中に居るかのように見えます。
正面から見ないと位置がずれて、おかしなところに人物が映ったりしちゃいますが…それがまたおもしろかったりして。
順路的に四階を強制的にスルーさせられて天守展望台へ。床には古地図が…
<南>
<西>
<東>
<北>
手すりもお腹くらいまでの高さがあり、転落防止用の金網が貼ってあるので安心して端の方まで寄れますが、やはりこの金網じゃまですよね。
この展望台の四隅には100円望遠鏡が設置されていますが、岡崎城は先日の犬山城ほど高台にあるわけではないので、あまり良い展望というわけにはいかないです。本丸周辺は森に覆われていて何も見えないし…。
おまけに、この時どこぞのクソガキが「忍者!ハットリ君!!」と何度も何度も叫んでいてめっさんこうっとおしかったし…。
でも、お城はやはり天守(展望台)が一番だなッス!
子供の頃なんて多くの展示物なんて全く興味無くって、展望台に登る事が目的だったからね~。
四階【城と城主】
岡崎城のジオラマと歴代城主の紹介。
かの徳川家康は、ここ岡崎城で生まれたけれど岡崎城城主にはなってないんですよね~。
ちなみに、岡崎公園の北側には国道一号線がありますが、丁度岡崎公園の入り口のところから微妙な角度で分岐する道が「康生(こうせい)通り」といって家康生誕の地を謳っています。
また、写真中央奥の掛け軸がある枠は「大岡裁き」で有名な名奉行大岡越前忠相の紹介コーナーで、僕が通った中学校の付近にあった西大平藩が出身地だとか…。
いやいや、たっぷり1時間も堪能しちゃいました。
こんなにじっくり岡崎城を観たのは初めてだな~。
あ、そうそう、岡崎城(天守閣)って戦争で焼けたとずっと信じてきたんですが、実は明治維新後に解体されたんですって。
知らなかったわ~。
今の天守閣は昭和34年に鉄筋コンクリートで復元されたもので、数百年前の姿をとどめている犬山城と違って中身は完全に資料展示館になっています。
そう、岡崎城は復元されて50周年を迎えました。
天守閣のすぐ前には屏風みたいなオブジェ。写真では何が書いてあるかわからないですね。
天守閣の隣には龍城(たつき)神社が建っています。
ここで結婚式をあげられる方は多く、以前ログしてくれたtomyもここで式をあげました。家はずっと遠いところなのに何故?って感じでしたが…。
いちおう、なかなか治らない謎の病気の平癒を祈願しておきます。
賽銭箱の隣の立て看板に謎のキャラクター!?
「味噌崎 城(みそざき じょう)」だそうです。
多分天守閣復元50周年を記念して作られたものだろうけど、岡崎で有名な八丁味噌の「味噌」と岡崎の「崎」をくっつけて「味噌崎」という苗字に「城(じょう)」だなんて、売れないホストみたいな名前に惚れてしまったぜ。
キャラクターグッズがあったら買おうと思ったけど、まだ無いみたい。残念!
犬山にもあったお馬さんの像。ちょっと違うか?
戦後50年を記念して造られたという慰霊碑。
岡崎からは海軍に徴兵されてフィリピン沖に沈んでいった方が多いので、傍らには錨のオブジェがあります。
碑を囲む壁に戦没者の名前が刻まれていたので、もしやと思って探してみたらおじいちゃんの名前もちゃんと刻まれておりました。よかった、名前が無かったらどうしようってちょっとドキドキしちゃった。
家康館へ向かう為に本丸の北側へ向かうと、枯れたお堀があります。
公園の西の端に行くと家康公が生まれた際に産湯の水を汲み上げたという井戸もあります。
北側から見た岡崎城の雄姿!やたら松が邪魔!!
さ~て、次は「三河武士のやかた家康館篇」ですよ!
…つづく
よっすぃ~とさん、こんばんは。
自分は高所苦手ですが金網ジャマですね~。殿様気分が台無しに...でもマンションばっかりですね^^;
by oasis (2009-10-28 19:26)
お城も一杯紹介してください。
石垣のアングルもお願いします。
by yosi (2009-10-28 22:45)
今度は城マニヤですか?(笑)城カードは無いんですか(笑)
また、「城」情報楽しみにしてます^^
by LUCKY13 (2009-10-29 11:11)
こんにちは。
岡崎にはよく行くのですが・・・・
お城はまだ未体験です!!
by BPノスタルジックカーショー (2009-10-29 13:45)
北側の康生通りには松坂屋やジャスコなどがあったのですが、今は郊外型大型ショッピングモールが主体になってきて、この辺りはオフィス街となってきています。マンションもここらは土地が高いので、郊外に乱立する傾向にありますね。 >oasisさん
次は名古屋城かな~って感じです。お楽しみに。 >yosiさん
ダムカードのように無料配布されるようなものはないですが、普通にトレカでありそうですね。 >LUCKY13さん
今 岡崎公園はあちこち改修工事で見苦しい部分もありますが、家康生誕の地に一度お越しください。 >BPノスタルジックカーショーさん
by よっすぃ〜と (2009-10-29 15:40)