SSブログ

2012の終末 [映画談義]

「2012」を観てきました。
2012.jpg

マヤの予言では2012年12月21日に現在の世界が滅びると言われています。
これって、世界が破滅して何も無くなっちゃうっていう意味ではなく、今の世の中の成り立ちが崩壊して新たな世界が始まるということらしいです。

で、歴史は苦手だけど、エジプトをはじめとする古代文明好きとしてはマヤ文明のこの予言をどんな風に取り込んでおもしろいストーリーを作り出してくれるのかと思っていたら、結局のところは「箱舟伝説」かよ!!って感じで、ガッカリでした。


おもしろいのは、以前のハリウッド映画なら、地球もしくは人類を救うのは計画も実行もアメリカがやっていたものを、きっかけはインド人が掴み、アメリカがロシア、EU諸国、そして日本の協力を得つつ計画を練り、中国が実行するというあたりが現在の力関係を表している気がします。

そして最期に向かう地が某大陸の某国 某岬…。
某スポーツイベント(ここまで書いちゃうとバレバレ?)へのご祝儀か?

どうせ、キリスト教色の強い箱舟伝説にもってっちゃったなら、いっそのこと聖地「エルサレム」あたりを新世界としちゃった方が、僕的にはしっくりくるんだけどな~。




まぁ、そんなところはどうでも良くって、真のテーマは「親子愛」です。
「ハルマゲドン」でも謳われていた「ダメ親父でも娘(息子)の為なら命をかけちゃうぞ!」ってとこです。
ハルマゲドンと違って、主人公のダメ親父は地球を救うヒーローではなく、家族(特に娘と息子)を生き延びさせる為に奮闘するだけですが…。最終的には息子に救われてるし…

他にも、主人公が運転手を務める金持ちロシア人(ありがちな嫌なヤツ)も、最期には双子のバカデブ息子を救うために命を投げ出すなど、基本線は親から子供への愛を強く押し出してます。
この辺は、実の子を虐待してるようなバカ親にしっかり見てもらいたい部分ではありますな。

そんな中、親を救う息子としてチベット人(ラマの愛弟子)が出てくるですが、これは小部族を虐待する中国政府をこっそり批判してるのではないか?と、うがった見方をしたりして…。
子供(チベットや他の小部族)を大切にしないと親(中国)を救ってくれないぞ!って訴えかけてるように見えてしょうがないです。



結論として、「親子愛」「家族愛」「人間愛」というテーマは良いんですが、ストーリーや展開が旧世代的で陳腐なスペクタクル映画になっちゃっているので、期待が大きかった分ハズレ感を強く感じてしまいました。
2時間を越える映画にしては次から次へと展開して長さを感じさせないのは良かったですが…。



ちなみに、ときおりビックリするような大音響でドーンッ!と鳴るので、心臓の弱い人はご注意あれ。






…おまけ
今日も天気が良かったので、シネプレックスのあるウィングタウンまで片道4km弱を歩いてきましたが、昨日と比べてちょっぴり肌寒かったです。
ただし、4km弱と言ってもいつものウォーキングコースと違ってアップダウンが激しいので、けっこうな汗が吹き出してきましたけどね。
目指せ!体脂肪率20%以下!!
nice!(10)  コメント(11)  トラックバック(0) 
共通テーマ:映画

nice! 10

コメント 11

響

これ、見てみたいです。
怖いけどリアルな崩壊シーンを追求したらしいですね。

by (2009-11-26 18:02) 

oasis

よっすぃ~とさん、こんばんは。
人は破滅に引かれる習性があるそうですから、定期的にこの手の映画は出てきますよね。国の力関係はちょっと面白いですね(笑)
by oasis (2009-11-26 19:28) 

みぃ

アメリカの映画って、地球破滅系のものが、
次々に出てきますね~。
氷河期?に入るとか、大津波が来るとか、隕石が衝突?とか。
で、必ずと言っていいほど、一組の主人公親子が出てきて、
最後は助かりました・・・が多いような・・・。
とわかってても、また見ちゃうんですけどね(笑)。
by みぃ (2009-11-26 20:19) 

よっすぃ〜と

西海岸崩壊シーンは映画館の大画面で見るのがベストだと思いますよ。音の迫力もすごいですしね。 >響さん

2012年は惑星直列とか太陽フレアの活発期とか、地球への何らかの影響のありそうな事象があるみたいなので、これからもそういった番組や映画が創られそうですね。 >oasisさん

最近は親子の絆とかを描くケースが多い気がします。逆に、それだけ家庭崩壊が多いのかも?
そして、最近のハリウッド映画は基本ハッピーエンドですが、僕的には何か不安感が残るような含みを持たせてくれた方が好きです。 >みぃさん
by よっすぃ〜と (2009-11-26 22:16) 

ごろすけ

2012年まであと僅かですね。
映画では最後はハッピーエンドで終わるので
最後まで見れますが日本は平和だな~と思
いますね!

by ごろすけ (2009-11-26 22:16) 

よっすぃ〜と

1999年の時も結局何も起こらなかったように、2012年も映画のような急激な天変地異はないと思います。しかし、温暖化などのようにじわじわ異変は起こっているので、安心ばかりもしてられませんよ~。 >ごろすけさん
by よっすぃ〜と (2009-11-26 22:31) 

BPノスタルジックカーショー

おはようございます。

知りませんでした。

アメリカ映画はハッピーエンドで安心して見ていられます。
by BPノスタルジックカーショー (2009-11-27 05:38) 

yosi

12月1日に司令官殿と見に行く予定です。
by yosi (2009-11-27 13:12) 

よっすぃ〜と

最近の米映画はお約束過ぎるハッピーエンドが多くて食傷気味なんですが、クリント・イーストウッドの「グラントリノ」は意外なラストで感動しますよ。 >BPノスタルジックカーショーさん

突然ドーンと大音響がくるので油断しないでくださいね。>yosiさん
by よっすぃ〜と (2009-11-27 20:28) 

jamaica

なるほど。
意味が解った。
今日工事に来たお兄さんが、
2012に地球が滅びるから、何したい?
とか同僚と話をしていたので、
何の事だ?と思っていたら、
これですか。
by jamaica (2009-11-28 19:01) 

よっすぃ〜と

1999年の時みたいに、これから2012年までどんどん特番とかやるんじゃないでしょうか? >jamaicaさん
by よっすぃ〜と (2009-11-28 22:25) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0