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GUN講座【ライフル編①】 [ホビー日記]

先週の土曜の夜に会社の横の公園でサバゲ・エアコキ戦をして、我が愛銃ウィンチェスターがようやく実戦デビューを果たしたので、この勢いでGUN講座の締めくくりとして【ライフル編】の資料を用意していたのだけど、けっこうな肉厚になってしまうので普通のライフルやショットガンをまとめた①と軍用のアサルトライフルの②の前後編に分けることにしました。

ちなみに『エアコキ戦』とは、『エアー・コッキング・ガン戦』の略で、現在主流の電動ガンやガスガンのようなオートの使用は禁止で、1発ずつコッキング…つまり手動でエアポンプを発射体勢にセットするガンのみの使用が許されるゲームです。
さすがに夜だし、エアコキオンリーでは集まりも悪く5人での対戦でした。
当然真っ暗な中で行われているので写真はありません。
なのでレポートも無しです[ダッシュ(走り出すさま)]



さて、本題の【ライフル編①】ですが、ライフルとは日本語で『小銃』と言います。
あんなにでかいのに『小銃』とはこれ如何に!?

そもそも『』というのは『』より小型の物を指しています。
ざっくり言うと、人が携行できるものが『銃』で、携行できない物が『砲』っていう感じの解釈でいいと思います。
※口径20mm以上の物を『砲』と分類するそうです。

』は、『拳銃(ピストル)』、『小銃(ライフル銃)』、『騎兵銃(カービン銃)』、『狙撃銃(スナイパーライフル)』、『対戦車ライフル(アンチマテリアルライフル)』、『散弾銃(ショットガン)』、『機関銃(マシンガン)』、『擲弾銃(グレネードランチャー)』に分類されますが、今回は『小銃』、『騎兵銃』、『狙撃銃』、『散弾銃』を【ライフル】として紹介します。

『対戦車ライフル』と『擲弾銃』は資料も知識も無いので割愛です。
一応、映画『ルパン三世・カリオストロの城』のクライマックスで次元大介が“影”相手に使用してたでかいのが『対戦車ライフル』で、本来人を撃つ物ではありませんが、357マグナム弾が効かない“影”の鎧に対しての苦肉の策ですな。
『擲弾銃(グレネードランチャー)』は手榴弾みたいな弾(口径は20mmを遥かに越える)を発射するので、本来『砲』に入れるべき物だと思いますが、例外的に『銃』に分類されるようです。



前置きが長くなってしまいましたが…

【ライフル編①】
“ライフル”と言うのは本来銃身に施された腔線(ライフリング)=螺旋状の浅い溝のことを指します。

歴史を遡れば種子島に伝来した“火縄銃”も一応ライフルですが、銃口から火薬と弾を一生懸命込めて、火の点いた縄で火薬を点火するという原始的なものはすっ飛ばして、僕のGUN趣味を形成する基礎となった『西部劇』で活躍した銃『ウィンチェスターM1873カービン』から紹介しましょう。
WINCHESTER-01.jpg

通称『ウィンチェスターM73
“カービン(騎兵銃)”の名が示すように西部開拓時代の騎兵隊らが使用した銃ですね。
※『騎兵銃(カービン銃)』とは“騎乗を考慮して小銃より短く、拳銃より長い銃”とのこと。
同じ時代の主流拳銃『コルト・ピースメーカー』と同じ弾丸を使用するため、ピースメーカーとコンビで携行するのに非常にメリットが大きかったらしい。
 
ウィンチェスターと言えば“レバーアクション”が特徴。
WINCHESTER-02.jpg

そして、本物の銃の場合は機関部右側についてるくぼみの部分が開閉し、そこから弾丸を装填していくわけですが、KTW(DONG SAN MODEL made in Korea)のこのエアーガンではその部分の機構は稼動しません。

レバーを手前に押し出すとボルトが後退してハンマーがコッキングされます。
WINCHESTER-03.jpg

この時、本物の銃の場合、チャンバー(薬室)内の空薬莢を排出し、下のチューブ(マガジン)から上のバレル(銃身)へ次弾を持ち上げる動作が行われます。

機関部上部にはダストカバーがあり、コッキングするとカバーが後方へスライドするのですが…
WINCHESTER-04.jpg

本物はどうなるのか知りませんが、このエアガンは一度空いたカバーは手で戻さないと閉じません[たらーっ(汗)]
本物はここから弾丸発射後の空薬莢が排出されるわけですが、エアガンではエアポンプのスプリングがむき出しになってしまって、少々見た目が悪い。
しかも、ゴミが入りやすくなるので、実用的には問題あり。
この部分はリアルさを求めるより実用性を選んで欲しかったりする。(改造してカバーが動かないようにしてしまう手もあるが…)

先に述べたとおり、本物の銃は機関部右のドアから弾を込めるのだけど、このエアガンではチューブマガジンが前から取り出せるようになっているので、それにBB弾を詰めて装填するようになってます。
WINCHESTER-05.jpg

装弾数は37発(本物は10発くらいかな?)なので、エアコキ戦では充分な弾数です。

リアサイト(照門)は通常寝かせて使用しますが、長距離狙撃用に立てて使用することも出来ます。
WINCHESTER-06.jpg

メートル法であれば1km、インチ法であれば1マイル(約1.6km)まで狙えるような目盛りが刻まれていますが、おそらく100m先でも命中させるのは不可能だったでしょう。
何しろ、この当時の弾丸も銃身も工作精度はかなり低かったので、かの有名な『O.K.牧場の決闘』なんかは実際には十メートル弱の距離で撃ち合ってたらしいのだ。
それほど当たらなかったっちゅうこと。
それと同じ弾を使っていたら、いくら銃身の長いライフルと言えどもそんなに長距離の射撃精度など望まれるべくの無く…。

まぁ夢ですな、実際には100km/hそこそこしか出ないCBR125Rのメーターが200km/hまで刻まれてるのと似たようなものです。

とまぁ、なんやかんや突っ込みどころもあるのだけれど、やはりウィンチェスターはイイねぇ~[揺れるハート]
僕が中学の頃には実際にあった(たしかSS7と言ったような…)んですけど、出来ればカートリッジ式で排莢アクションが楽しめるエアガンをモデルアップして欲しい!!




続いて現代の(と言ってもちょっと昔か?)ショットガン『SPAS12』
SPAS12-01.jpg

SPASとは『スペシャル・パーパス・オートマチック・ショットガン』の略で、その名が示すとおりセミオート射撃の出来る恐ろしいショットガンです。
映画『ターミネーター』でシュワちゃんが片手で撃って有名になった銃ですね。
一応切り替えで通常のポンプアクションの操作もできるとのこと。
もちろん、僕の持ってる東京マルイ製のSPASはポンプアクションオンリーですが…。

メタルストックを伸ばすとこんな感じ。
SPAS12-02.jpg

ポンプのコッキングがかなり重たいので、このようにメタルストックを伸ばして肩付けした方がコッキングしやすそうに思えますが、実は“左手でフォアグリップを引く”よりも“右手でグリップを押す”方がコッキングしやすいので、ストックは畳んだままの方が操作はしやすかったりする。

メタルストックに付いたU字型のパーツは、横に出して腕(肘の辺り)で支える為の物。
SPAS12-03.jpg

本来オート射撃が出来る銃なので、このような保持の仕方もありなのだろうけど、ポンプアクションをする時には思いっきり邪魔くさいので畳んでおくのが正解でしょう。

実銃の映像資料をほとんど持って無いので実際にはどうなってるのか知りませんが、トイガンのセーフィティはトリガーの前に設置されてます。
SPAS12-05.jpg


“SPAS12”の名が示すとおり口径は12番ゲージとなり、このエアガンも12番ゲージショットシェル風マガジンを機関部下部に装填します。
SPAS12-04.jpg

本物は写真のように蓋が下にベロンと開くわけではなく内側に押し込まれるように開くのだけど、エアガンの構造上このような仕組みになっちゃってます。
この12番ゲージ風マガジンにはBB弾が30発入ります。
一回の射撃で同時に3発を発射する(散弾銃ならぬ三弾銃ですな[爆弾])ので、1つのマガジンシェルで10回撃てることになります。
どうやって3発同時に発射するかと言うと、三本のバレル、三本のポンプが内蔵されていて、一回のコッキングで各バレルのチャンバーに1発ずつBB弾が供給されるというわけ。
非常に画期的な仕組みではありましたが、所詮3発しか同時発射できないというのは散弾銃としては実用上効果的ではない。
せめて一つのチャンバーに2発ずつ弾を供給して、計6発の発射が可能になれば散弾銃“らしい”ものになったのにね~。
おかげで、東京マルイのこのシリーズはSPAS12の他は、M3スーパー90ってモデルとM16用グレネードタイプ(その後単独で使用できるタクティカルランチャーとして生産)しか登場しなかったので、ある意味失敗作だったわけですね~。

あぁ、本物の散弾銃の場合、一度に細かい弾を数十発発射できる物から、大き目の弾を数発程度発射する物までさまざまで、中には殺傷能力を無くしてダメージだけを与えるゴム弾を発射する物もあります。
ショットガンの場合口径表示が他の銃と異なるので一応説明しておくと、1/?ポンドの鉛球に相当する大きさで口径をあらわすので、12番というのは1/12ポンド相当の鉛球=約18.1mmの実包を使用するものとなっています。
クレー射撃では基本的に12番が使用されるそうです。
また、番手が小さくなるほど実際の口径は大きくなりますが、日本の銃刀法では10番以上の使用が禁止(例外として、熊撃ちには10番の使用が可能)のため、12番ゲージが実質的な日本での最大口径となります。
あと、スラッグショットという散弾ではなく単発のカートリッジも存在しますが、大口径弾は空気抵抗が大きく距離が伸びるほど威力が極端に落ちるので、主にドアなどを破壊する時などに使用するそうです。


ショットガンで有名なところだと『レミントン』がありますが、手持ちの映像資料が無かったので拾い物で…
レミントン2.jpg

こういったスタイルのショットガンの方が一般的でしょう。
ショットガンは狩猟用としては広く使われていますが、軍隊や警察では補助ウェポン的なイメージですね。
名脇役とでも言いましょうか。

ショットガンにはライフリングが無いので、正確には【ライフル】の中に入れてしまうのは間違いと言えますが、まぁ“良し”としてください。




レミントン』というとボルトアクションの狙撃銃もメジャーかな?
狙撃銃は手持ちもないし、映像資料も持ってないので、こちらも拾い物で…
レミントン1.jpg

狙撃銃は狩猟用や競技用のイメージが強いかな。
ライフル(小銃)の中でも狙撃に特化した物を狙撃銃と言うようです。
ショットガンと同じく、軍隊や警察では脇役イメージですが、特殊部隊の秘密兵器的な感じがします。
ボルトアクションの銃はオートマチックのように発射後の機械的な可動が無い分、銃の余計な動きが抑えられるので“狙撃”に適しています。

ただし現在のエアーソフトガンの場合、発射される弾の威力が6mmBB弾を使用して0.98J(ジュール)以上の物は銃刀法で所持が禁止されていますのでメーカーは基本0.8J以下に抑えており、この規制値を守る限りその他の銃の射程圏外からの長距離射撃を行える狙撃銃を造る事は困難です。
それでも多くのボルトアクション狙撃銃がモデルアップされてるのは、サバゲではなく射撃競技を楽しむ人達が多いことを物語ってるのかもしれません。

競技会みたいな大仰なものではなくていいので、単純に射撃の腕を競うゲームというものやってみたいですね~。





と言うわけで、ライフルについては幅が広すぎるし知識も少ないので、今回はここまで。

…って、『騎兵銃』、『散弾銃』、『狙撃銃』は出てきたけれど、タイトルの【ライフル】としての純粋な『小銃』が無かったですね[あせあせ(飛び散る汗)]
まぁ、『小銃』と『狙撃銃』の明確な違いがよくわからないので、ご勘弁を[猫]

次回は【ライフル編②】として、アサルトライフルを特集します。
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harukichi

実家にはレミントン、Vz61が眠ってます(笑)
by harukichi (2012-04-25 00:22) 

hanamura

わ~カッコイイ!!西部劇のジョン・ウェインは、大柄なので拳銃では見栄えしない!・・・というワケで、ウィンチェスターを振り回して大活躍!・・・という話を聞いた気がします。
by hanamura (2012-04-25 21:44) 

半世紀少年

うぅ・・・
話が難し過ぎる(~_~;)
by 半世紀少年 (2012-04-25 22:23) 

BPノスタルジックカーショー

おはようございます。

又欲しくなりました!!
by BPノスタルジックカーショー (2012-04-26 06:11) 

よっすぃ〜と

渋いの持ってますね~
 >harukichiさん

へぇ~、そんな秘話があるんですね。
僕はイーストウッドやブロンソンの映画はよく見たけど、ジョン・ウェインの映画ってほとんど見たこと無いのであまり印象が無いです(^^;
 >hanamuraさん

“1/?ポンド相当の鉛球の大きさ”ってのを理解するのに僕も時間がかかりました(^^;
 >半世紀少年さん

KTWのウィンチェスターなんかはディスプレイとしても結構いけてるので、床の間に飾ってみてはいかがでしょう?
 >BPノスタルジックカーショーさん
by よっすぃ〜と (2012-04-27 20:17) 

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